人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

映画/サプライズ

アマプラで観たホラー映画シリーズです。
2011年制作、アメリカのソリシチュスプラッタ映画です。

 

 

サプライズ(字幕版)

サプライズ(字幕版)

  • 発売日: 2014/04/16
  • メディア: Prime Video
 

 

 

※全力ネタバレです。

 

 

【あらすじ】

恋人のクリスピアンの両親の結婚35周年を祝いに来たエリン。
人里離れた別荘にはクリスピアンの兄妹弟とその恋人を合わせて、10人が集まった。
ギスギスした晩餐のさなか、窓から矢を射られ、弟が死んでしまう。
突然の襲撃者――羊、虎、狐の覆面を被った人物たちによる殺戮。
サプライズに満ちた一夜を、エリンは単身で戦い抜く。

 

 

【ひとこと感想】

言うほどサプライズでもなかったけど、とにかく『画』が強い映画。
(※先端恐怖症の人はちょっと注意)

 

 

【3つの見どころ】
三者三様のサプライズ=誤算と予想外。
②『驚き』よりも『観客からのツッコミ』を重視してる?
③反撃系ホラーの先駆けとされるけども。

 

【①三者三様のサプライズ=誤算と予想外】

ひねりの無い真相なので書いてしまいますけど、種明かしは『両親の財産目当てでクリスピアン(次男)とフィリックス(三男)とジー(三男の彼女)が仕組んだ』でした。
マスク殺人鬼たちも雇われです。

寝静まった後に火ぃつけた方が早くない???

と思わず身も蓋もない感想が浮かびました。
わざわざ人を雇って殺人ショーをやるメリットが分からない。
なので真相がサプライズというよりは、登場人物たちのサプライズ(予想外と誤算による驚き)を見る物語でした。

①ヒロイン・エリンのサプライズ。
=マスク殺人鬼による突然の襲撃。恋人・クリスピアンが黒幕だった。
②殺人鬼・マスクーズ(仮。名前が無かった)のサプライズ。
=サバイバルキャンプと格闘術の素養があるエリンに、めっちゃ反撃された。
③黒幕・クリスピアン、フィリックス、ジーのサプライズ。
=エリン。(『マジかよ、人殺しの才能ありすぎだろこの女』的な)

かくして浅はかな3人の計画は、「連れてきた彼女が、不測の事態でもめちゃ冷静で、命を守るためなら容赦なく殺人鬼のアタマをかち割る人だった」という唯一の誤算で見事に狂っちゃったわけです。

( ・ω・)<まさしくサプライズ。

 

【②『驚き』よりも『観客のツッコミ』を重視してる?】
正直に言いますと、たいして驚かないですこの映画。

冒頭に、舞台である別荘の隣人である夫婦が殺されました。
もちろん夜の営みの後です。黄金パターンです。
そのため、パニックになったケリー(長男の妻)が、隣家に助けを求めたけど実はとっくに死んでたというのが色褪せてしまった。
登場人物的にはサプライズでも、観客的にはサプライズでなくなった。
感情の方向性が、「その人死んでるよー」ってツッコむ方向になったわけです。

(そしてここまで書いてて、「なんで隣人殺したんだっけ?」って疑問が浮かぶっていう)

強襲された後、長女のエイミーが玄関から外に出て、全力疾走寸前で仕掛けられたワイヤーで首チョンになったのですが。
「なんで外に出るん???」が先走って、怖いも何も……ねえ?(同意を求める視線)

そして最後の、エリン特製のピタゴラスイッチ
扉を開けたら斧が振り下りてくる仕掛けなのですが、これに引っかかる相手はプチサプライズでした。
でも予想できてしまった。


大体がこんな調子ですので、驚くよりもツッコミが先んじたなって印象でした。

 

【③反撃系ホラーの先駆けとされているけども】
ゆえにこの映画を観た時、「んぁあああ惜しいぁいいい」と感じました。

 持ち前のスキルで急襲してくる殺人者たちに真っ向から、怯えつつも知恵と力を駆使して戦うヒロインって最高なのに。

なんか……なんかもっとこう、

( ;ω;)<くれ! サプライズを!

みたいな気持ちになったわけです。
そして思ったんです。この映画がこんな気持ちを生み出してくれたから、

後の『ドント・ブリーズ』とか『KRISTY』とか『ハッピー・デス・ディ』につながったのでは、と。

 
いや知りませんけど。

けれど、「こんな展開(こと)いいな、できたらいいな、あんな展開(ゆめ)こんな展開(ゆめ)俺ならこうしたいな~♪」は、作品を生み出す原動力になる――ってのはあると思います。

あると思います。(力説)

 

【まとめ:とにかく『画(え)』が強い】
この映画のもっとも印象的なのは、やはり襲撃者たちの絵面。
まっしろな羊、虎、狐の仮面を被り、容赦なく家族を皆殺しにしようとするその場面。
恐怖と共に期待感を煽られ、そしてその覆面にどんな意味があるのか考えそうになる、のですが。

特に意味なんて無かった。

(本当に無かった)

(羊のみなら生贄たちの反乱ーとか、虎のみなら狩る者たちの襲撃ーとか、狐なら騙すよーとかいくらでも理由はつけられたんだが)

(ちなみに私の愛するジグソウ・キラーは「豚はもっとも慈悲深いから」という理由で豚のマスクを愛用しておりました。好き)

しかもこのマスクを被っているせいで、視界が悪くて板と釘のトラップを踏んづけて「痛ーい!(´;ω;`)」ってなるし。

 

おまぬけか。『ホームアローン』の泥棒たちか。ちょっぴりおドジな愛され悪役目指してるのか。
そんないろいろアレな面が多いですが、視聴者のハートをキャッチする点については強かったと思います。

 

ちなみにラスト10分は笑いどころだらけでした。

①脳みそミキサー。
(めっちゃ笑った。直前のズッコケといい、アイツは道化師ポジだった)

②黒幕のクリスピアンの死に様。
(途中ひとりだけ逃げ出し、エリンが巻き込まれて死んでもいいや感満載なのに、全員ぶっ殺したと知るやいなや甘い言葉を囁き、「約束したろ? 君の元に戻ってくるって。ただいま」と言った瞬間にぶっ刺された。これのおかげで爽快系ホラーになってしまった)

③私:「警察官ーーーーん!!」
(これは観てほしい)

 

サプライズは少ないけど、ある種の期待は裏切らない、そんなラストでした。

『You're NEXT』! 

(なんで邦題でタイトル変えたんや)

映画/スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

3月はじめに友人氏と観に行きました。

※普通に犯人のネタバレがありますのでご注意ください。

 

sumaho-otoshita.jp


【あらすじ】
連続殺人鬼・浦野の逮捕から数ヶ月後。
新たな身元不明の死体が発見される。
刑事・加賀谷は、獄中の浦野のもとへ訪れる。
浦野は『M』という人物の名を上げた。犯人を追うために、加賀谷は彼に捜査協力を依頼する。


【ひとこと感想】
予想外に腹を抱えて笑った、『羊たちの沈黙』をやりたかったのだけはすごく伝わる映画。


【3つの見どころ】
①なかなか見ないタイプの殺人鬼・『浦野』。
②不満はある。~麻衣やんと鈴木さんの扱い~
③サイレント爆笑した。~脱獄シーンと腐女子

 

【①なかなか見ないタイプの殺人鬼・『浦野』】
特筆すべきは長い髪の女性に執着する、凄腕ハッカー系連続殺人鬼・浦野です。
単なる狂ったサイコキラーではなく、「どうすれば人を愛せるのか」と問いかけるような人物です。
質問の相手が、似た境遇で育ったのに、刑事になり恋人もいる(つまり心に闇はあれど真っ当に成長した)加賀谷刑事というのもよかった。
彼にも彼の葛藤があるんだなと思わせられました。

大変好みです。
この路線は死守していただきたいです。


【不満はある。~麻衣やんと鈴木さんの扱い~】
白石麻衣さん演じるヒロインの扱いが不満です。

人物描写がなさすぎて、単なる善意の押しつけ系みたいに見えたのが非常に不満です。
あんな可愛いのに。千葉雄大さん演じる加賀谷と並んだら「あらーお雛さまとお内裏さまみたいねーうふふー」とか思ったのに。もったいないと思います。(ビジュアル大事)

そんな感じで人物描写はほぼ皆無に近いんですが、何故か着替えのシーンや暴行未遂シーンはやたら長くて、「そんなトコで個性出させんでも!」ってツッコみました。


鈴木拡樹さん演じる犯人(not黒幕)の扱いが不満です。

ぶっちゃけますと一番の目的はこの方でした。一緒に行った友人氏も同じく。
この物語における驚き要素=一種のどんでん返しって、この犯人の動機だと思うんですが。

その『そこそこ衝撃的な真相』があまりにサラッとしていてもったいないなーーーーと。
何故だ。そこは千葉雄大との直接対決での逮捕が見たかった。
井浦さん演じる公安だと、どうしてもぽっと出の印象がぬぐえなかった。そんな感じ。

とはいえ、大きなスクリーンで見る鈴木拡樹さんは大変好青年でした。

(✿´ ꒳ ` )<まじ小学校の先生……!
(※伝わりにくい褒め言葉)


【③サイレント大爆笑した。~脱獄シーンと腐女子~】
そんな感じで不満も多い今作ですが、おなかが痛くなるほど笑いました。
映画館の暗い中、声を殺してサイレント大爆笑です。

おそらく一番の盛り上がり所であろう浦野の脱獄シーン。

どうかと思う。

ずっと浦野に嫌がらせしてたクズ刑事を惨殺するのはいいとして、その方法が、

『口に含んだアメのカケラを吹いて目玉に突き刺す』

なのは、どうかと思う!!!

やばすぎでした。映画館がミッドサマーばりに大草原と化しました。「肺活量すごいwwやばいwwむりwww」ってな感じです。

ここまでは笑いませんでしたが、その他笑いどころとして、ヒロインちゃんの友人キャラに腐女子が出てきました。
この腐女子描写がまたウケりんぐ。
オシャレなカフェに痛バッグ持って、テーブルにうすい本を何冊もおっぴろげるのです。

( ・ω・)<ねーよ!

たぶん『そこそこ衝撃的な真相』への伏線かもしれませんが、それでも「無いわー」と現役オタは思うのです。
「すまんな。めんどくさい観客なんだ」ってなもんです。
さらに笑ったのが、会社の休憩用オープンスペース(またオシャレなんだコレが)で、痛タンブラーを使ってた場面です。

ていうかアレ、同人誌と同じ表紙ってことはノベルティかオリジナルグッズ?
そういうのって普段使いする? 観賞用にしない?
そもそも何故タンブラーのイラストを自分ではなく観客側に向けてんの?
普通イラストは自分側に向けない? スポンサーの商品ラベルなの? このイラストの絵師さんはスポンサーさんなの???

という一通りの疑問が渦を巻いた後、やっぱり笑いました。
(ちなみに友人氏のツッコミどころは「社長にコーヒー入れる前にタイムカード押せやぁ!」でした。なるほど)

映画館でここまで笑ったのは『カンフー・ヨガ』以来かもしれません。
笑いの種類は異なりますが。


【まとめ:『羊たちの沈黙』がやりたかったのは分かるけども!】

視聴前。
( ・ω・)<あらすじ、『羊たちの沈黙』みがすごいなぁ。

視聴後。
( ゜Д゜)<思ってた以上に『羊たちの沈黙』だった!

いえ、分かるんですよ。
ホラー・サスペンスを創りし者なら、みんな『自分なりの羊たちの沈黙』を創りたいという欲望は。気持ちは。

私も『自分なりの八つ墓村』、『自分なりの犬神家の一族』、『自分なりの十三日の金曜日』、『自分なりのセブン』、『自分なりのゲット・アウト』、『自分なりのアンパンマン』(以下略)を書きたいと日々思い、望み、邁進していますので。
気持ちは分かります。

(※どこから目線の発言なんだコレ)

(※換骨奪胎って大事ですよね。小説教室で学びました)

その他ポイントとしては、
①『M』の正体には驚いた。
②『スマホを落としただけなのに』というタイトルの回収超がんばってた。(まさかヒロイン視点のものだったとは)
でしょうか。


というわけでめっちゃくちゃ笑ったので、「大勢でポップコーン食べながら観てほしい映画」になりそうなんですけど、
何せ『児童虐待のフラッシュバック』、『やたら長い性的暴行(未遂)シーン』、『謎の飲尿強要描写と、刑事が仕事中に観ていたエロ動画の描写』があるので、うーん難しい。

浦野は本当によかったぞ。

以上です。

映画/JAWS

アマプラにはないのですが観ました。
1975年制作というのが驚きの、説明不要なアメリカのサメ映画です。

 

ジョーズ (字幕版)


【あらすじ】
海辺の町・アミティの署長に着任したブロディ。
独立記念日に向けて海開きの準備のさなか、海に巨大なホオジロザメが現れ、次々と島民が食われていく。


【ひとこと感想】
すべてはここから始まった。(※サメ映画の)


【見どころ】
①今も昔も変わらない。
②好きな場面=雑なエサやり中の『サメ:「ハァイ!」』
③何故クイントは無線を壊したのか?


【①今も昔も変わらない】
早々に「これはサメの仕業だ!」というのが分かるのが意外でした。
普通なら人命優先で、海開きなんて中止するのが『当然の対策』なのですが。

アミティは海が自慢の田舎町。
主な収入源は『観光』。……なんですよね。

町のおえらいさん・市長は、「今は稼ぎ時だ!」とブロディや海洋学者・フーパーの訴えにまともに取り合いません。

この流れが、2020年4月という今の時期と重なりました。
もう本当にそのまんま。現場の声をなんやかんや馬鹿げた反論をして流そうとする。

特にゾクッとしたのは、イタチザメを捕獲した後、「海は安全になりました!」と海開きが行われた場面。
不安が残り、一向に海に入ろうとしない島民と観光客たち。
市長が(自分に逆らえないと分かっている)一家に、「悪い噂が立つと困る。泳げ!」と命じるところです。
渋々彼らは海に行き、それを見た人々も後に続き――あとはお察しのとおりです。

今も昔も変わらないんだなと思いました。

(そして『映画という教科書』の教えは無意味なのかも知れない……と悲しくなった)

 

【②好きな場面=雑なエサやり中の『サメ:「ハァイ!」』】
後半は、署長、フーパー、荒くれ漁師のクイントのサメ退治の船旅です。
この部分はサスペンス映画というより、『インディ・ジョーンズ』的な冒険映画みたいでした。

撒き餌でサメをおびき出す作戦をとります。
次第に緊張感がなくなります
署長がベラベラしゃべりながら、ザツに血がしたたるエサを海にばらまいていると――

サメ:「ハァイ(顔を出す)」

( ◎ω◎)<!?

本気ですごくさりげなく、何の前触れもなく目的のホオジロザメが現れました。
あまりにも一瞬で、「えっ、いたよね今? いたよねサメ?」と一緒に観ていた家族に確認をとりました。画面の中の署長と同じように。
映像ならではの演出ですな。(感心)


【③何故クイントは無線を壊したのか?】
初登場時からヒール(悪役)全開だったクイント。
そんな彼への印象はめっちゃ変遷します。

序→「あーこれはサメの餌食になるやつですわー」
破→「そんな過去が……あれ、となると、もしかして死なない……?」
急→「クイントぉおおお!!」

普通にサメに食われて死んだ、しかも署長とフーパーの反応が結構淡泊だったのが少々もの悲しかったです。

さてネットの考察でたびたび議題に上がる、『何故クイントは、署長が救助要請している無線をぶっ壊したのか』問題。
『「あれは俺の獲物だ」と誇示したかったから』というご尤もな意見。自分もそれに一票です。
では何故、クイントはあのホオジロザメを『俺の獲物』と定めたのか。

( ・ω・)<考えてみた。

 

クイントは戦争中に、船の事故で海に投げ出され、数日間サメに囲まれるという体験をした。
1,000人以上の兵士たちが円陣を組み、サメが近づくと暴れて追い払うという対策を取った。
しかし、そんなものがいつまでも何回も通じるはずはない。
ぐったりしている友人に声をかけたら、腰から下が無くなっていた。
最終的に、1,000人以上いた仲間たちは300人程度になった。

 

この過去がどれだけの恐怖か。推して知るべしの夢に出てきそうな底無しの恐怖。

クイントの船の名前は『オルカ号』。
意味は『シャチ』。自然界で、サメを食らうことのできる海において最強の生物です。
それに気づいた時、腑に落ちました。

そうか。
クイントは『あの時』の恐怖と、今でも戦っているのか。

そう思ったら、無線を壊してでも自らの手で捕ろうとする気持ちも理解できました。
あの巨大な、圧倒的な、恐怖という概念の化身であるサメを仕留めれば、クイントは「自分は『あの時の恐怖』から解放されるのではないか」
そう思ったから、無線を壊したわけです。

そんなクイントをフツーーーーにサメの餌食にするあたり、45年前のサメ映画容赦ねーなーと思いました。
結局彼が最後に見たものは、「死人の目」であるサメの目とは。
(だからこそ受け継がれているのかもしれませんが)

ちなみにこの映画の中でもっとも怖いセリフは、

「順番待ちの時がもっとも怖い」

です。
クイントの回想で、救出される際に味わったものを語る時のセリフ。
回想シーンなしで、セリフだけなのに、すごくリアルに想像できましたし、共感しすぎて寒気がした。すごかったです。

さて始まりのサメ映画も観たことですし、
これから夏に向けてサメ映画をどんどん履修したいと思います。

文房具/最近のオタク手帳

文房具の話を全然してないので、『殺人権利、お売りします。』の宣伝がてらいっちょ書いてみます――と思って、先月半ばに記事を作ったんですが、うっかりアップするのを忘れてたトンチキです。まあ細かいことは気にせんでください。

2019年12月に、オタク手帳として鮮烈なデビューを飾った無印良品のバーチカル手帳ですが――

元気です。

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びっっっしり。


左側のスペースも大活躍ですね。

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( ・ω・)<なんて?
この、シャッポ団長のシールがいい仕事しすぎている。(誉)


月ごとに変えているマンスリー。控えめに言って天国のような可愛さ。


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2020年は冒険だ! ってことで、アリスです。


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おひげ団長isプリティダンディ。


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三月は夢見月なので、眠りの森で羊です。


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お菓子の家テーマ。
どんどんでっかく、存在感が増してくやーつ。(いま気づきましたけど円盤発売日の、ミュじゃなくてステですね。反省)


【オタク手帳のススメ】
ごらんください、3月の週末を。

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毎週末イベントがある予定でした。
遠征計画もあったし友人氏や姉とおでかけもありました。

( ・ω・)<あった……のに……

( ;ω;)<……!!

泣きますね。心がしんどいですね。正論なんて何の救いにも助けにもならないくらい荒みますね。

けれどオタク手帳と、別に書いている現場ノートを開いてみれば。
思い出がたくさん書いてありました。
そして思い出しました。
楽しい時間、感動する時間、生きててよかった、これからもがんばって生きようと思わせてくれる瞬間があったことを。


ありがとう。
いやまじでありがとう過去の自分。


思い出をだいぶこまめに記録に残していてくれて。
あなた(※自分)A型だったのね。
(あまりにも日常が雑なので若干疑っていた)


「記録より記憶に残そう~」と某アイムアトラベルマシンな歌詞で言ってましたけど、それはそれとして記録は大事だった。

ってな感じで『記録』というものに救われた、という話でした。


そして。
推したちが絶望せず、我々に笑顔を向けているのだから、
自分もめげず荒まず自棄にならず、周囲を大切にしたいなと思います。

 

【宣伝】
2020年4月13日から、
集英社さまのチャットノベルアプリ・TanZakさんで、新作の連載をさせていただいております。

『殺人権利、お売りします。』

人を殺しても「無かったこと」にできる殺人権利。
それを売る『殺人権利屋』と人を排除したい客たちの物語です。
限りなくイヤミスに近いホラーです。

tanzak.jp

アプリは無料でDLできます!
よろしくお願いします!

お知らせ/TanZak連載・『殺人権利、お売りします。』の話。

無事に完結しました。

ぶっちゃけますと、
人気が出たら続きも連載されますので、
『完結』と言っても別に読めなくなるわけではないので、
読んでください。

( ・ω・)<ぶっちゃけすぎだろ。

( ・ω・)<だが損はさせぬです。

 

tanzak.jp


【あらすじ】
人を殺す権利がお金で買えます。
殺すのは自分ですが、罪に問われることはありません。
動機はいっさい考慮されません。
理不尽な逆恨みでもいいし、なんなら恨みなんて無くてもいいです。
殺意さえあれば、誰でも買えます。
ただし、売るかどうかは売る側が判断します。
そんな夢のような道具・殺人権利。
それを売る、『殺人権利屋』と『客』の物語です。



『キャッチーなコンセプト』というものが分からないなりに考え、悶絶苦悩(たまに現実逃避)しつつ生み出しました。
その甲斐あってか、職場の上司氏に宣伝かけたところ、


上司氏:「前作(『散りゆく花の名を呼んで、』)よりは読もうかなって気になった。
 (`・∀・´)」


(  ・ω・)<これが……

(;・ω・)<キャッコン(キャッチーなコンセプト)のチカラ……!!


おののきました。

ジャンルはホラーですが、
イヤミスに近い書き方なので、
ホラーが苦手な方もぜひぜひぜひぜひ。

鬱々としたこの時期、
ある種の癒やしやストレス発散にでもなれば幸いです。

 

【宣伝】
2020年4月13日から、
集英社さまのチャットノベルアプリ・TanZakさんで、新作の連載をさせていただいております。

『殺人権利、お売りします。』

人を殺しても「無かったこと」にできる殺人権利。
それを売る『殺人権利屋』と人を排除したい客たちの物語です。
限りなくイヤミスに近いホラーです。

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お知らせ・創作四方山話/『バケモノが、いる』完結しました。

うっかりすっかりブログでウェブ小説連載のお知らせを書くの忘れてびっくりOh,No!
(突然のRap)

アルファポリスさんで3月31日から連載していたホラー作品が、4月18日に完結いたしました。

www.alphapolis.co.jp

( ・ω・)<めでたい。

【あらすじ】

大学四年生の夏休み、七虹(ななこ)はH県のS高原にいた。
頼りない自分を変えたくて、たったひとりで、新しい世界に飛び込むために。
そこで出会ったのは、椿(つばき)という人懐っこい少女と、大和(やまと)という美少年。
謎の多い椿と大和、そして『グロススタジオ』という会社のメンバーと合流した七虹は、湖のある森の中のログハウスで過ごす。

その夜、湖に行った宿泊客のひとりが姿を消す。
その湖には、人間を喰う『人魚』がいるという噂があった……。

 

R15くらいのグロ要素あり、ゾンビバトル程度のバトル要素ありです。本当にB級です。

50,000字ほどの中篇ですし、ちょっとした暇つぶしにでもご利用くださいますと幸いです。

さて以下はちょっとした裏話です。

【裏話と今後の展望と】
この作品は、

昔書いた作品(なんか何もかもイヤになった時期にキレて「自由に書いたらぁ」とゼロの状態から1週間で書き上げてノリでとある賞に送ったら三次選考まで行ったという個人的には頑張ったで賞をあげたい)を、超ド級のB級ホラーを目指して手を入れました。

そこそこ客観的に自分の作品を見れるようになった(たぶん)現在、改めて読み直すとなかなかアレでした。

改稿するにあたって、問題点を洗い出しました。
それらを公募の選評風に書いてみましょう。

総合評価:?点
選評:勢いだけはある。スタンダードなホラー作品を目指したのも分かるが、主人公の七虹(ななこって読みづらい。名前はもう少し考えるべき)に主体性がない。
ラストは語り手が、七虹から大和と椿に変わり、誰の話なのかブレてしまい、テーマがよく分からない。


ってな感じです。
そんなわけで今回の改稿では、『バケモノとは何ぞや』を主体にしました。
結局、『椿』と『大和』の正体が明かされてないので「なんのこっちゃ」かもしれませんが、近いうちに続きというかこのテーマと舞台と設定でいろいろ書いていこうと思います。

お付き合いくださった方々、ありがとうございます!
書いてていちばんテンション高かったのは、『人魚』が無双する場面です!
その前の場面が個人的に大嫌いな展開だったのでスッキリしました!

それでは、
またのお越しをお待ちしております。

 

【宣伝】
2020年4月13日から、
集英社さまのチャットノベルアプリ・TanZakさんで、新作の連載をさせていただいております。

『殺人権利、お売りします。』

人を殺しても「無かったこと」にできる殺人権利。
それを売る『殺人権利屋』と人を排除したい客たちの物語です。
限りなくイヤミスに近いホラーです。

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映画/マスカレード・ホテル

アマプラで視聴したホラー 映画の感想シリーズです。
(※しれっと軌道修正)

第4弾は『マスカレード・ホテル』。
2019年の邦画ミステリです。

※普通に犯人のネタバレがありますのでご注意ください。

 

マスカレード・ホテル


【あらすじ】
都内で3件の殺人事件が起こった。
現場に残された暗号によると、次の犯行現場は、高級ホテル・コルテシア東京。
刑事の新田は潜入捜査のためホテルマンに変装し、敏腕フロントクラーク・山岸の教育を受ける。

【ひとこと感想】
映画で観ると真相が複雑&鑑賞後は印象が「明石家さんまどこにおったん?」のみになる。(どないやねん)


【見どころ】
①高級ホテルという画面映え。
②堅物ホテルスタッフと粗野な刑事の対立と成長。
③しかし最終的には松たか子氏&明石家さんま氏に持っていかれる。
④おまけ:若干しょんぼりな部分


【①高級ホテルという画面映え】
なんといっても物語の舞台は高級ホテル。大変眼福でした。(縁遠いので殊更に)

冒頭の、ホテルに来た客の目線で情景描写が大変すてき。
使用BGMがちょっとレトロ――なんとなく平成初期に放送された、陣内孝則さん版明智小五郎のドラマを思い出した――なのもぴったんこで、これから始まる物語にワクワクせざるを得ない構成に拍手。

ラスト、謎の仮面舞踏会の幻影もロマンチックでした。謎だけど。
(赤いドレスの長澤まさみさん綺麗でした)


【②堅物ホテルスタッフと粗野な刑事の対立と成長】
ホテルスタッフと刑事という、だいぶ珍しい組み合わせ。
お互い仕事に誇りを持っていて、それゆえに対立し、そこから信頼関係を築く――そして最後はなんか「あとは若いおふたりで……」と言いたくなるような感じに……。

男女バディものとしての流れは花丸でしたな。
個人的に新田刑事の成長を感じられたのが、犯人に監禁された山岸さんを探す場面。

気が気じゃないはずなのに、お客さまとすれ違ったらきちんと一礼する。

こういう小さな変化(成長というか)をさらっと描くのは憧れます。


【③しかし最終的には松たか子氏&明石家さんま氏に持っていかれる】
さて。
原作既読の自分、
この事件の犯人のことが大っ嫌いです。
→理由はコチラ

なのにまさかの松たか子さん。嬉しいんだか何なんだか。
しかしその演技は見事なもので、個人的見どころナンバーワンは、変装を解いた後の豹変っぷり。
演出として在った灰色の雨がよく似合う、静かで得体が知れなくて、「ああこれは狂ってはいないのだろうけど絶対に話が通じない相手だ」と目線と声の出し方で分かりました。

良い殺人犯でした。
( ´∞`)✧

(しかしそれでも拭えない「いやこんな回りくどいことせんと普通に殺せばいいのでは?」感)

(それに対しては「頭が良すぎた」というフォローが入りました)

(いや普通にこの犯人は頭わるいと思います)

(頭よかったら冬の雨の中、身重の身体で逃げた男を待つなんてせんだろ)

(って思ったんですけど、あの様子から見るに、彼女の中では『松岡(※被害者の一人)と山岸のせいでひどい目に遭った』っていう認識しかなさそう。つまり、一見すると強烈な動機に見える『流産』自体は特に問題ではなさそう)

(だって「私の赤ちゃんが!」みたいな感情は彼女から感じ取れなかった。仮に「ホテルに泊まれなかったせいでインフルエンザにかかった」とかでもたぶん殺しに来たと思う)

(と考えたら、なかなかのサイコパス……)


そして何より。
エンドロールで知った衝撃の事実。

友情出演:明石家さんま

(;・言・)<どこにいたん!?

最終的に分からなくてググりました。
クレジットと同時に登場するなよ&その役名は笑うわ。

このおかげで、この映画で印象に残った人物が「松たか子」から「明石家さんま」に塗り替えられました。

……それってどうなんだ!?
(for自分とfor制作者に怒り)


【④おまけ:若干しょんぼりな部分】
生瀬勝久さん演じる、新田刑事に恨みを持ち続けた客。
原作でとても印象に残る人物で、楽しみにしてました。
現在の不遇を過去の『ちいさくて大きな傷』に重ねるという、情けなくて哀れで、でも身近に感じるあの人を名バイプレーヤー・生瀬さんが演じたというに。

なんか物足りなかったです。(ぶっちゃけ)

(・_・)


とはいえ、普通に楽しめました。
続篇あるのかな-。

【宣伝】
2020年4月13日から、
集英社さまのチャットノベルアプリ・TanZakさんで、新作の連載をさせていtだいております。

『殺人権利、お売りします。』

人を殺しても「無かったこと」にできる殺人権利。
それを売る『殺人権利屋』と人を排除したい客たちの物語です。
限りなくイヤミスに近いホラーです。

tanzak.jp

アプリは無料でDLできます!
よろしくお願いします!