人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

少女向けホラー漫画について

JUGEMテーマ:Horror

 

こんばんは。

明日から2日ほど東京に行きます鳥谷です。服装が悩みどころです。

 

「散りゆく花の名を呼んで、」勝手に宣伝カウントダウンイベント、その5を開催します!
どんちき└(^ω^ )┐♫ ┌( ^ω^)┘♫どんちき

 

(一応編集さんに知らせてはいる)
(まあ見てない)
(だけど気にしない俺は自由だ)
(「どんちき」の元ネタ分からない方へ→ニコ生ホラーでよく出るアレです)

 

第5弾は、映画ではなく、「ホラー漫画について」です。

ネタがなくなったわけではないです念のため。

 

 

 

ホラーの媒体として、最好は映画ですが、次点は漫画です。
特に少女向けを好んで読みます。今も昔も。(昔の語りは長いのでまた今度)

サスペリア』、『ホラーM』、『恐怖まんが666』が一時よりも存在感が控えめになった現在、女児向けの漫画雑誌――つまり、なかよし・りぼん・ちゃおが、ホラー漫画の注目株です。


【なかよし】
子どもの頃、なかよし派でした。
世代は、セーラームーンのルナが、『なっかっよっし~~♪↑↑↑』と慌てて両手足でひらがなをキャッチするCMが流れた世代です。(分かる人にだけ分かれば良い)
もっと言えば、『にんじん大好き』のリアタイ世代です。(検索してはいけないアレ)
少し前まで、『地獄少女』のコミカライズもあり、『○○地獄』とついた読み切りを収録したアンソロジーも出してましたが、今はお休みの様子。


【ちゃお】
毎夏、ホラーのみの増刊号を出してます。
ショコラの魔法』や『人間回収車』、『極楽!! めちゃモテ委員長 ~闇への案内人~』を筆頭に、三雑誌の中でもっともホラーに力を入れていると思います。


【りぼん】
だがしかし りぼんには、

 

絶叫学級
(現在は『絶叫学級 転生』)

 

というジョーカーがあるのでした。
質、量と共に少女向けホラー漫画史に残る傑作。単行本持ってます。この年になってりぼんコミックスを買うとは思いませんでした。

そんな安定した品質の絶叫学級、私的『これだけは読んでくれ』作品は、7巻27時間目の「姉妹ごっこ」。
両親の愛情を独占する三歳の妹に嫉妬する、小学生の姉が一日だけ妹に成り代わるという話です。
女児向けでこれは駄目だろう!!
という凄まじいオチでした。

 

また、15巻56時間目の「性格ガチャポン」の以下の台詞が忘られません。


「こんなに気さくで楽しくて知的で穏やかなのに」

 

読んだ瞬間、作者さんは天才なんだなと納得しました。もう本当に是非読んでください。


と、ここまで書いて思ったのですが、私が少女向けホラー漫画が好きなのは、どこか寓話的だからなんですね。
バッドエンドを迎えたとしても、それは主人公が身勝手だったり、友達や家族を大切しなかったり、弱さゆえだったりと理由があることが多いです。
裏を返せば、「心の隙をついてくる悪いものの存在」を教え、「人を思いやろう」「ズルはしない方がいい」と諭し、あらゆる教訓が隠されてます。

たとえば『絶叫学級 転生』3巻授業14の「無料生活」。
「ムダなものは買わない。漫画にお金を払うなんてバカ正直」と最初からかっ飛ばす女の子が落とし穴にハマる話でした。
恐怖があり、どんでん返しもあり、風刺漫画のようなのに押しつけがましくない、見習いたい一作でした。読んでください。(2回目)
3巻には「美少女アルバイト」という意外すぎる結末の秀作もあるので是が非でも読んでください。(何度でも言う)


【余談】
絶叫学級』は黄泉男くんが好きです。何なら全少女漫画の中でもっとも好きな男子キャラの一人です。(矛盾? 知らんな)
彼は10巻で登場し、最初はストーリーテラーの猫目がキュートでどこか色気のあるてけてけ系美少女・黄泉ちゃんの男の子版(パラレルワールド的な)という位置だったのですが、いつの間にか双子の弟になっていたおいしいキャラです。みんな大好き黒髪猫目の学ラン美男子です。
『転生』になってからはとんと出番がなくなって寂しい限りです。が、その不憫さにこそ萌えr


また、『ホラーと少女』、この組み合わせは至高のベストマッチだと主張します。
この話もまた今度。


来週はとうとう発売日です。

 

 

【宣伝】

 

2018年3月19日 発売
「散りゆく花の名を呼んで、」
(「花は二度死に、名を失う」より改題)
集英社 j-BOOKS刊行

http://j-books.shueisha.co.jp/books/chiriyukuhananonawoyonde.html


第3回ジャンプホラー小説大賞銀賞受賞のホラーミステリ! 

男子大学生の鹿住未来(かずみ みら)は、残留思念を読み取る、サイコメトリーと呼ばれる超能力を持っていた。母校の高校で教育実習を始めた未来は、生徒からホラー映画研究部の活動に誘われるが、彼が部活に参加したその日に部員の一人が異常な死を遂げ、他の部員も後を追うように次々と変死してしまう。 
未来は、心を寄せる生徒・恵田桜香(えだ ほのか)を守るため、自身の能力を用いてその原因を捜査するうちに、特殊な交霊術「キラズさん」の呪いにたどり着く。遺言と異常死、名に込められた祈り…その全ての謎が明らかになるとき、切なくも怖ろしい驚愕の結末が待ち受けて…。教師と生徒との呪われた愛の行方は。
Amazonさんより抜粋)


よろしくお願いします!

Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4087040135/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_D3sGAb4K9EZYV 

 

e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-08-704013-5&Rec_id=1010

 

TSUTAYA

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→bookFAN
http://boox.jp/index.php?module=ecitemdtl&action=pdetail&it=BK&cd=4087040135&utm_id=D001

 

セブンネットショッピング

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ヨドバシカメラ
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HMV
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