人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

13日の金曜日(映画)

本日5月13日は、金曜日で且つ仏滅です。
記念に、映画・『13日の金曜日』の感想を書きます。


あらすじ。
ジェイソンがめっちゃ人を殺しまくる映画。
(身も蓋もあったもんじゃない)


こちらはwikiによると、13作くらいあるようです。(フレディとのコラボ含む)
そのうち、1、2、3、4、6を観ました。

全体の半分くらいしか観てない身でこんなこと言うのもなんですが、


全部プロット一緒やん!!


若いリア充どもが湖にキャンプりに来る。

ドンチャン騒ぎのち乱痴気騒ぎ。

どーもー、ジェイソンでーす、お世話になってまーす。

女子戦う。

何とか勝つ。

そんなわけ無いだろ! 残念! まだまだ元気です!


程度の差はあれど、大体こんな感じ殺戮日和。
大きく違うのは1作目と6作目。
4で自らの毛髪を犠牲にしてまでジェイソンと戦ったトミー少年は、見事なMr.いらんことしぃになってジェイソンを復活させました。アホですね。
6はこれまでに無く、キャンプに参加する子供たちもいました。死に近い状況なのに、すっごいドライな物言いと、ベッドの下に避難する様子面白かったです。

に、しても。
ジェイソンの内なる憤怒の焔を熾すためとは言え、登場人物のほとんどが同じような思考なのは如何なものか。


……(・-・)


……(・-・)。o(どいつもこいつもファックスのことしか頭に無さすぎだろう)

(※ここで『ファックス?』ってなった方はアニメ・おそ松さんの13話をご覧ください)


いやすごいんですよ。驚くほど全員、夜のファックスを心待ちにしてるんですよ。
真面目不真面目関係なく。何なら4作目は病院で、医者と看護師がジェイソンの死体がある部屋でおっ始めようとしてました。よくそんな気になるな君ら。
2作目だったかに出ていた車椅子の兄さんくらいはプラトニックラブだろうかと思ったんですが、そんなことは無かった。
他に娯楽が無いのかと不安になりましたが、よくよく考えてみれば80年代。スマホもゲーム機も無いのである。
無理からぬかな、と自分を納得させました。

そんな中、3作目冒頭で、

『旅にファックスはつきものだろ』

というセリフがあり、諸手を挙げました。
( ・ω・)<先手を打たれた感。


ジェイソンの殺戮の仕方は素晴らしいですね。見てて清々しいです。
問答無用、善悪平等、容赦皆無で寡黙。余計なことは言わない。
嫌な人も良い人もばっさ斬り(そんな言葉は無い)です。
その姿は『死』そのもののようで、殺人鬼というよりは、『死』という現象、その可視化のようにも思えます。
(だから子どもには手を出さないのかもしれない)
(まぁ子どもに手を出したら殺人鬼の名折れですが)

全世界で愛されし殺人鬼・ジェイソン。
彼の今後の活躍を、心よりお待ち申し上げます。
……2015年にリブートされるって話はいずこへ……。


【余談】
3作目のオープニングで干からびた生首の目からタイトルが飛び出したのに、腹がよじれました。

怖さで言ったら2作目がダントツです。

よく話題にされるジェイソンにまつわる3つの勘違い、

・第1作の犯人はジェイソンではない。
・ジェイソンは最初からホッケーマスクだったわけではない。
・ジェイソンはチェーンソーを使わない。

すべて本当でした。
パロディによる誤解が本家を食らうとは。すごい。

そして微妙に癖になるBGMでした。

( ・ω・)<kill, kill…mom, mom…