2016年の初め頃に公開され、観に行こう観に行こうと思っていたらいつの間にか公開終了し、
7月からのレンタルを待っていたのにいつの間にか11月になっていて、
やっと観れました。
一言で言えば、
まったりホラー。ちょっぴり青春味。
です!
あらすじ。
主人公の女の子が彼氏と性交渉をしたら、あるもの=それ(It)に取り憑かれた。
1.それ(It)は歩いて近づいて来る。
2.それ(It)に捕まると死ぬ。
3.それ(It)は本人にしか見えない。
4.それ(It)は性交渉によって他人に移すことができる。
5.ただし、その他人が死ねばそれ(It)は自分に戻って来る。
どこにいても、いつの間にかゆっくり、ゆっくりと近づいてくる。
淡々と、眈々と……。
ホラー映画として、観客として観ればそんなには怖くないです。
ゾンビがぎゃーっと襲ってくるわけでもない。
でも自分の身に置き換えて観たらものすごく怖いです。
追いかけてくるのはいかにもゾンビってわけでなく、どこにでもいる人間です。
白い服、時には乱れた服装(たまにすっぽんぽん)の人間が、無表情で、ゆっくりとテンポを変えずに近づいてきます。
そしてそれは自分にしか見えない。
でも、それ(It)は物理的攻撃は効くし、またドアをすり抜けることもできない。
車で距離を空ければ、一晩くらいは追いつかれずに済みます。
でもいつかは追いつかれる。
恐怖から逃れようと他人に移せても、その人が死ねば戻って来る。
そのタイミングは、いつかは分からない。
「分からない」ことそのものが恐怖でした。
しかもこれ、この少し古い時代のアメリカだから移せる相手が割と簡単に見つかっていましたが、現代の日本ではやばいのではなかろうか。
性交渉だけならともかく、相手に死なれるわけにはいかないから、それ(It)のことを説明しないといけない。
その上で関係を持たないといけない。
さてそんな相手がいる人間が、現代のこの国で何人いることでしょうか。
全体的に、お化けもまったり事の流れもまったりでしたが、何度かツッコみました。
↓
とりあえず主人公、靴履けよ!
志村うしろーー!!
あとラストの決戦がアグレッシブでした。
すごいまったりしていたのに何でいきなりあんなテンション上がったのそれ(It)さん。
(と思ったけどやっぱり「殺れる!」と確信したらアガるんでしょうか)
(途中で殺された人の時もそれまでのまったりさが嘘のような激しさだったし)