アマプラで観たホラー映画です。
2020年制作、アメリカのZ級オカルト(?)サメ映画です。
【あらすじ】
友人たちと避暑地にやってきたジル。
湖で遊んでいると、文字が書かれた謎の木片――ウィジャ盤を見つける。
遊び半分で交霊の儀式をおこなうと、幽霊のサメを呼び出してしまう。
ジルはオカルトに詳しい父親に助けを求める。
【ひとこと感想】
あらすじと予告どおりで逆に安心する、透明感あふれるプリティサメ映画。
※全力ネタバレです。
【3つのポイント】
①夏の風物詩のかけあわせ
②可愛いコックリサメ🦈
③手に汗にぎる最終決戦
【①夏の風物詩のかけあわせ】
突然ですが連想ゲームをしましょう。
マジカルサマー🍉
↓
サマーといったら夏🍧
↓
夏といったら、
( ・ω・)<サメあるいは幽霊!
というわけで、
『ただでさえ怖いサメなんだから幽霊になったらさぞや怖いものになるのでは?』
という考えのもと作られた(とでも思わなきゃやってられない)ニュータイプサメ、ウィジャ・シャーク。
和名はコックリサメです。
観る前から 🦈やばいオーラ🦈 しか感じませんが、せっかくのサメ祭なので飛び込んでみました。
結果、予告そのまんますぎて逆に安心感がすごい。
すべてが予想どおりなので、夏の疲れでしんどい頭と心でも安心して観れました😗
(※物は言いよう)
【②可愛いコックリサメ🦈】
5人の女子たちが腹ごなし(メニューがBBQなのにお皿がピカピカで「そういうとこやで」と思った)にしたコックリさんで召喚されたサメ。
女子:「あなたは良い精霊?」
サメ:「No」「ハラペコ」
何を聞いてもそれしか返さない。可愛い。
すると突然ウィジャ盤がピカーと光ってサメがぼんやり浮かびました。
この合成CGが、約90年前のゾンビ映画『恐怖城』よりもザツでして。
(以前にも同じことを言ったような)
移動や会話が非常に間延びしていて、メインディッシュであるコックリサメが人を喰うシーンまで30分ほどかかりました。
途中で寝かけましたが――以下、鑑賞中のラクガキです。
①どこ見てんのか分からないサメ。
②ツンツンして振り向かせるお茶目なサメ。
③ハイ状態の水着チャンネーに違法薬物を誘われるサメ。
このコックリサメ。
どう聞いてもうめき声が犬かライオンだし、
人間を丸呑みして消し去るし、
頭の上をスイーーーーと泳ぐ(水族館の水槽で見たことのある光景)、
とってもキュートな子でした🦈
こんなの愛でるっきゃない👍
【③手に汗にぎる最終決戦】
友人を失ったジルは一念発起します。
なんと彼女は、オカルト一族の子孫だったのです。
( ・⌓・)<残り20分で出していい設定じゃないぞ!!!
そして、夏なのに何故か持ってきていた革ジャンに着替えます。
(場面も突然冬になる)(なんで?)
そこへウィジャ盤を作った人間が現れてサメを操れと無茶振りしたり、
ジルパパは占い師の元へ行き、でかい電球みたいな水晶でサメと対峙したかと思いきや死亡し、
幽霊なのに何故かショットガンが効いたりとてんやわんや。
ジルはポッと出の警察官と山小屋に立てこもりますが、打つ手なしでした。
するとそのとき、
ウィジャ盤にジルパパから通信が入りました。
霊界――否、☁️お空の上☁️で、ジルパパvsコックリサメの決戦が始まります。
ここからが本作品の見ものです。
今までの1時間はこの場面のためにあったのかと自信を持って言えます。
ジルパパ:「聞こえるか? 俺はもう無敵だ!」
( ˙-˙ ).。oO(なんか中学2年生みたいなこと言ってる)
ジルパパ:「オカルト殺法を喰らえ!」
(; ˙-˙ ).。oO(オカルト殺法?)
ジルパパ:「ミスティックシールド!」
Σ( º ロ º)<ミスティックシールド!?
それまでずっと胸中に秘めていたのに最後でダメでした。でかい声が出ました。
コックリサメも口からファイアボールを出して応戦しますが、
最後は共に爆死し、青空の昼花火と化しました。
父の戦いを見守っていたジルに、警察官が尋ねます。
警察官:「なぜ倒せたんだ」
ジル:「愛の力よ」
なるほど、愛の力か。
納得しかない。
(思考放棄)
【まとめ:2020年制作て嘘やろ】
パソコン黎明期のクソコラ動画のような顔して結構最近の作品。嘘やん。
とりあえず、71分の作品にしてはキャラが多すぎると思います。
(真っ当な意見)
ラストは『大いなる実験』オチで、
黒幕はホワイトハウスの大統領に電話して、ウィジャシャークで世界征服する計画を練っていました。
黒幕:「巨大化だ!」
→やかましいわ。
ついでにその最終兵器であるウィジャ盤、
裏っ側がどう見ても すのこ でした。
いや すのこに精霊を閉じ込めるな。
【おまけ:ラストツッコミ】
エンドクレジットの一文。
“and Ouija Shark as Ouija Shark”
ウィジャシャーク役のウィジャシャークって何???
次回は8月28日月曜日
2003年制作、アメリカのスリラーサメ映画、
『オープン・ウォーター』の話をします。
鳥谷綾斗