アマプラで観たホラー映画です。
2020年制作、アメリカのサイコスリラーサメ映画です。
【あらすじ】
写真家希望の学生アリソンは、弟のケビンと海に行き、サメに遭遇してしまう。
それを助けたのがダニエル。
感謝するアリソンたちだが、彼はアリソンに異常に執着する。
ストーカー行為の果てに、ダニエルは邪魔者をのサメに食わせる。
【ひとこと感想】
好青年の顔をしてストーカー、1作目のような顔をして2作目、サメの出番は少なめサイコスリラーサメ映画。
※全力ネタバレです。
【3つのポイント】
①サメ×サイコスリラーというコンセプト
②ダニエルが微妙に可愛い?
③最後はやっぱり家族映画
【①サメ×サイコスリラーというコンセプト】
そもそもサイコスリラー #とは
サイコ=狂人
スリラー=非現実的な不安や緊張を与えるもの
つまり、常軌を逸した狂人(いま出版業界ではこの漢字はタブーなのでブログでたくさん書きたい(※余談))が出てくるホラーです。
最高ですね。歴代の名作に出てくるサイコキラーを思い出します。
そこにたったひとつ、
『サメ映画』を要素をぶち込んだだけで一気にトンチキ感が出るのは何故でしょうか。
(すっとぼけ)
邪魔者をサメに食わせるストーカー。おいおい面白すぎるだろ。
ワクワクで鑑賞しましたが、ダニエルの正体が意外性もなくヌルッと判明したり、『ブルース』という謎の名前が出てきたり、首を傾げそうになりましたが、
こちらシリーズの2作目でした。
( ・ω・)<邦題っつーか配給の罠!!!
ちなみにこの罠により、『ファイナル・ディスティネーション』も自分は2から観ました。
そんな日本の鑑賞者に対してはのっけからありのままを見せていたダニエル、
実に愉快なストーカーでした。
【②ダニエルが微妙に可愛い?】
このストーカー、顔が良いのでてっきり計算高い策略家タイプかと思いきや。
①アリソンに出会えたことで泣く。
②まずはネトストから始める。(ポップなBGMつき)
③ヌルッと不法侵入したけど、アリソンがカレピといちゃつくのを窓から目撃する。
④偶然を装ってアリソンに近づく。
⑤自らをボコって強盗に襲われたと嘘をつき、アリソンの家に居候。
⑥ケビンに取り入ろうとナイフを渡す
⑦友達のリアノンと意味もなく寝る。
⑧アリソンの部屋に入ってはしゃぐ。
色々画策していましたが、
当のアリソンからは信頼をあんまり得られませんでした。
だって彼女は恋人のカーソン一筋。
(でも、きっちり場の雰囲気に流されたのに、翌朝ダニエルに「やっぱり昨夜のなし!!」ってなるのは若干ひどい)
その他にも、④の前。
鏡の前で「やあ、アリソン」と自然な挨拶ができるように練習していたダニエル、微笑ましかったです☺️
⑧で、アリソンの香水をシュッてしたり、ベッドに寝転がったり、ティッシュについたリップに口付けたりしたのがしみじみ気持ち悪かったです😐
⑥で渡したナイフで最終的に刺されるのも、絶妙におまぬけ感があって。
( ・ω・)<多少ウザいが可愛げはあるな……?
😌
ちなみに『ブルース』はダニエルの本名でした。
【③最後はやっぱり家族映画】
義父、彼氏のカーソン、友人のリアノンを殺されたアリソン。
でも彼女には、家族がいました。
3人は力を合わせて、夜の海でストーカーを退治しました。
結果的にオカンが最強。
あっさり騙されて家に招き入れたけれど、娘のピンチを知ってからは行動が早かった。
サメ映画は家族映画である。
またその方程式が証明されました🦈✌️
【まとめ:面白かったけどサメ成分は少ない】
何せダニエルことブルースのキャラが強すぎて、サメ成分は控えめでした。
ちなみに最初の犠牲者は義父。
アリソンとケビン兄妹は、彼とうまくいっていなかったのですが、正直言って、
この義父はそこまで悪者ではなかろうよ……
と、暗澹たる気持ちに。
明確な邪魔者であるカーソン、正体を知られたリアノンはともかく。
(ところでカーソン、アリソンちに無断で泊まってない? あと軽率に不法侵入するな??)
個人的にカーソンの死に様がいちばんよかったです。
磔にされた挙句、足元にサメが泳ぐ中、リフト(?)でプラーンと宙吊りにされて、
ダニエル:「晩メシの時間だぞ」
これだよこれ。期待していたシーンはこれですよ。
1回こっきりでやや残念。
このセリフもいかにもサメ使いっぽいんですが、
彼は最終的には 🦈サメアタック🦈 を喰らいました。
やはりサメはサメ。誰にも支配なんかされないのです。
そんなサメをもっともっともっと浴びたいですね!
( ´ _ ` )<サメ中毒の夏――……🦈
【余談:鑑賞前は】
てっきりサメがストーカーするのかと思いましたが。逆でした。
果たしてどっちの方がトンチキなのか。
次回は8月21日月曜日
2020年制作、アメリカのサメ映画、
『ウィジャ・シャーク/霊界サメ対戦』の話をします。
(※タイトルの時点で戦々恐々してます)
鳥谷綾斗