アマプラで観たホラー映画です。
2022年制作、アメリカのオカルト(概念)サメ映画です。
1の感想はこちら
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【あらすじ】
幽霊ザメとの激闘から数ヶ月後。
オカルト殺法の使い手・アンソニーは地獄を彷徨っていた。
妻のクレシーダは、霊媒師イリアナと彼を復活させようとする。
一方、悪魔・カルドゥーラは幽霊ザメと共に、地上を支配しようと目論んでいた。
【ひとこと感想】
ワニも出るから安心しとけ、話がめっちゃ早いオカルトバトルサメ映画!
※全力ネタバレです。
【3つのポイント】
①オカルト殺法VS霊獣マスター
②幽霊ザメVSタロットワニ
③ミスティック×3シールド!
【①オカルト殺法VS霊獣マスター】
ファッキンホットお見舞い申し上げます。
酷暑&お盆の繁忙期の折、いかがお過ごしですか。
自分は毎日ぐんにゃりしています。
こんな茹だった頭で真っ当に映画なんか観られるかいってなものですが、こちらの作品であれば安心して摂取できます。
何せ、
オカルト殺法の使い手のおじさん(装いに中学2年生のスピリットを感じる)と
世界中にヒグマやら霊獣を放って支配しようとする悪魔のおじさんの戦いです。
( ・ω・)<真面目に観ていいやつじゃないーー……
舞台は地獄。
謎の恐竜と丸坊主が戦っている様を背景に、
ビキニのねーちゃんが幽霊ザメのエサとして飼われているセカイです。そらぁ地獄ですわ。

どう考えても上から吊られているサメと、
どう見てもその場で足踏みしているビキニねーちゃん。
一応、サメに食われまいと女性が逃げているシーンです。
エサのわりにはビキニ女たちの個性つよすぎんか、と思いつつ。

カルドゥーラは、幽霊ザメの力でアンソニーを抹殺しようとします。
一方、地上では、クレシーダとイリアナがアンソニーを現世に呼び戻そうとします。
それには死霊術師であり、イリアナの疎遠となった母のテラの協力が必要です。
他にもアンソニーと娘ジルの不仲など、家族の確執が描かれています。
そう、このサメ映画は、
家族や仲間を頼ること――あなたは一人じゃない――を描いた、絆の異能バトルアクションサメ映画なのです。
サメが火球を吐いたり、目からビームを出したり、
『ミスティック・シールド』とか『ファイア・ボール』とか
『パルス・ブラスト』とか『ナルキッソスの鏡』とか『スマッシュ・シールド』とか言って、両の手のひらや拳をグルングルンさせますが、
間違いなく 絆の異能バトルアクション映画 です。
(強めの圧)
【②幽霊ザメVSタロットワニ】
人間と悪魔の戦いも、
( ・ω・)<なんて緊張感ド皆無なバトルシーン!
と大変見ものなのですが、なんと言っても見どころはモンスターたちの戦い。
幽霊ザメを操るカルドゥーラに対抗するため、
アンソニーが地獄から召喚した、 🃏タロットワニ🐊 です。
そもそも原題は、
『ウィジャ・シャークvsタロット・ゲイター』。
その迫力はゴジラ映画の、ピーーーー分の1!
(※比較していいものか不明なので明言は控えております)
空気中をもはや泳いでいない幽霊ザメ!(ズリズリ感がすごい)
ひとたび町中で火球を吐けば、ガレキひとつ残さずすべて消滅させる幽霊ザメ!(ヒント:CGに使える予算)
そんな強力な火球を、 ミスティック・ワニ・シールド で防ぐタロットワニ!
なんでワニの前足がサメの尾をつかんでブンブン振り回したりその辺の杭を引っこ抜けるんだよタロットワニ!
サメとワニがその鋭い牙で噛みつき合う!
どーーーーーー見てもぬいぐるみ同士のハグですが、世界の命運を懸けた戦いです。
その結果は――ご自身でご確認いただけると幸いです。
(投げた)
【③ミスティック×3シールド!】
その他のツッコミどころ。

目からビームサメを筆頭に、
・オープニングに予算を感じる。だが長い。
クレシーダ:「ヒーローになるしかなかったのね」
↑
・セリフだけは本当にカッコいい。
・地獄に水中眼鏡と鎖をつけた小型ゴリラがいる件。
・ハチワレ猫ちゃんのブルータス可愛い。
カルドゥーラ:「サメこそ完全無欠の殺戮マシンだ!」
↑
・その完全無欠の殺戮マシン、どう見てもぬいなんだが。
・カルドゥーラのテーマソングとダンスあるんかい!
・なんて陽気なサメ映画か🕺💃
・死神の顔ペイントが面白い。
・場面転換がいちいち凝っている。予算と工夫の使いどころそこ!?
・「丸ごと喫煙室にしてやる」って眼力ビーム出すの何?
・ワニワニパニックみたいに四方から出てくるサメ。
・相変わらず武装へのお着替えシーンはカッコいい。
・ローラースケートおばちゃんは何者なんだ。
・ウィジャボードで幽霊ザメを強化。←わかる。
・10円玉代わりの木のコマが民芸品みたいで可愛い。←わからんがわかる。
・町が破壊されているのにデコクッキーを焼いて食べる。←非常にわからない。
カルドゥーラ:「俺にヒレ伏せ」
↑
・だまらっしゃい。
・ウィジャボードで町を元通りにするの便利〜
・まさかのエンディングが2曲。
・曲名:シャークアタック。
・曲名:ミスティックシールド。
・だから力入れるところがおかしいってば……いやもういいか!
( ・ω・)<面白いからね!!!(圧)
などです。
他にも、「制作者、最近ドロ沼離婚したの?」と言いたくなるようなポップコーンおじさんがいました。
サメ映画って本当に自由ですね。
そんな中、死霊術師のテラが、娘のイリアナを助けに参じたシーンは胸熱でした。
【まとめ:話が本当に早い】
全体的に、『話がマジで早い』と感じました。
ラスボスは一瞬で判明し、
クレシーダは、テラに数分ほど力を注がれるだけで何かに覚醒し、「答えはすべて私の中にあった」と結論づけ、
物語半ばぐらいでラスボスと対峙し、
修行しようとしてもその暇がなく、
アンソニーは数分どころか数秒目を閉じて瞑想するだけで、地獄からタロットワニを呼び出せました。
普通ならすべてもうちょっと引っ張るものですが、
サメ映画とはスナック菓子なので、ポポポポポイ! と進むのが吉です。
アンソニー、クレシーダ、そして二人と家族になったイリアナ。
3人は幽霊ザメその他と戦いつつ、行方不明の娘・ジルを探し出すことを誓いました。
これからも彼らは立ち向かう。
オカルト殺法の使い手――タロット・フォースとして!
【🥳最後に宣伝🥳】
8月20日に単著が発売されます!
明日です!!!
タイトル/
推しと私の怪異調査 サトリの眼🐒👀
発売日/2024年8月20日(火)🌻
出版元/集英社オレンジ文庫🍊
ドルオタ女子高生が推しとお化けの調査する話です!
推し活×オカルト、新感覚オモ怖コメディです😘
怪異につきまとわれまくる限界オタクが、
お化けにビビり倒しながら、
そして推しの距離の近さにぶっ倒れながら、
なんとか根性を見せるホラーコメディです!
公式サイトの詳細ページで試し読みもできます!
発売当日の明日、またブログを書きにきます!
映画感想記事の次回は8月26日月曜日、
2014年制作、アメリカのアクションサメ映画、
『シャークネード2』の話をします。
( ・ω・)<サメ続編祭り最終回!
鳥谷綾斗

