アマプラで観たホラー映画シリーズです。
2017年製作、イギリスのサスペンスホラーです。
※全力ネタバレです。
【あらすじ】
卒業間近の高校生・サムとブレイディ。彼らはイタズラ電話の様子を配信する、迷惑系動画の投稿者だった。
サムは両親が留守の夜、遊びに来たブレイディとイタズラ電話を愉しむ。
そんな中、電話をかけた相手から折り返しがかかる。
「――楽しいか?」
冷ややかな男の声で、惨劇が始まる。
【ひとこと感想】
「生きたければ電話を切るな……」→「いやめっちゃ切っとるがな」的映画。
【3つのポイント】
①どこに出しても恥ずかしくないほどのツッコミ系ホラー。
②技術がすごい。
③海外ならではの真相。
【①どこに出しても恥ずかしくないほどのツッコミ系ホラー】
もはやタイトルでモロバレですが、こちら、世紀の大傑作・『ドント・ブリーズ』の人気に乗っかった系です。
懐かしい現象です。『SAW』が大ヒットした時、いったい何本の白地にタイトルバーンと書かれた『SAW』っぽいパッケージのホラービデオが量産されたことでしょう。
最大ツッコミ要素は、以下の2点。
①犯人(自称リーさん)のかくれんぼ。
死体と入れ替わって隠れていたわけですが、なんで入れ替わったのか分かりませんでした。
②目覚めた時のサムの行動。
( ・⌓・)<サムはなんでナイフずっと持ち続けてるの???
(気絶したサムに凶器を持たせて、すべての罪を着せちゃうオチでした)
(金田一少年の事件簿caseシリーズの『金田一少年の殺人』に、気絶しているはじめちゃんを立たせた&ナイフを持たせる場面を思い出しました)
(本家公認のスピンオフで「意外と簡単に立つんだなぁ金田一って」って神フォローがあった)
(本当になんで警察が来るまで律儀にずーっとナイフ持ち続けてんの???)
【②犯人(自称リーさん)の技術がすごい】
家電で警察に電話したのに、全部リーさんにつながるってどんな技術よ。
(両親監禁のタイムラグの仕掛けより気になりました)
【③海外ならではの悲劇】
真相は簡単にいうと、サムたちがイタ電をかけたのがリーさんだった。
嘘の通報を信じたりーさんの奥さんが、恐怖のあまり娘さんを発砲して自殺してしまった……というもの。
銃社会ではない日本では、まず起こらない悲劇です。
なんとなく、これと似た怪談・「赤ん坊の首」を思い出しました。
(つーかあれも幼心に「そんなアホな」とツッコみました)
【まとめ:スカッと啓蒙】
間違いなく友達と観てコーラ飲みながらポップコーンを投げつける、でもスカッと系であり、「悪いことはしちゃイカン」という啓蒙系の映画でした。
「一生ダチだ」
そんなセリフの後に、親友の彼女と浮気をしている場面があって、こいつぁ皮肉たっぷりだぜ流石イギリス! とテンション上がりました。
そしてラスト。
リーさんは悪質な迷惑行為をする輩を懲らしめる、なんと仕置人になりました。
キャラをもう少し立ててくれたらグッときたオチですね! うん!!!