※この記事を書いたのは4月10日です。
6月に呪怨の新作が公開される、ということでニコニコ生放送の企画。
その名も『春の呪怨まつり』。
タイトルからしてネタ臭というかまったく怖くない感じがプンプン射出されてますが、実際そのとおり、ラインナップからして呪怨を引き立たせるためのパセリだらけでした。
B級ホラーが好きです。
Jホラー・うさんくさいあらすじとパッケージ・低予算・主演は演技未経験のグラドルやJr.アイドル・アオリが大袈裟(『気絶者続出!』『あのリング・呪怨を越えた!』←ソリッドシチュ系だと『SAW』でパッケージのパクリも多い)、ここまで揃ったら絶対コレ下らないぜって私の長年の勘が咆哮します。
でも観ます!
時間の無駄に終わると予想できても観ます! 人間とは水と炭素と矛盾でできてます!!
( ー`дー´)キリッ
視聴したのは、以下のタイトルと呪怨の劇場版とオリジナルビデオ版なのですが、
この記事はツッコミですので、怖くないのを挙げていきます。
『呪怨 黒い少女』
→加護ちゃん演じるヒロインと冒頭の隣人とのエピソードの必要性がわからない。悪霊退散シーンもあって呪怨っぽくない。
『呪怨 白い老女』
→黒い少女よりは怖くて、呪怨っぽい。時系列が戻って事件の流れがわかるのと、鞄から生首、リフレインの部分。しかしアッキーナ演じるヒロインの存在理由がわからん。
バスケおばあちゃんととにかく可哀想な幼女の印象が強いです。そして犬のおもちゃと戯れる俊雄くん可愛い。
『リアル肝試し』
→覚えてない。
『シロメ』
→出演者の叫び声が無理でした。叫べばいいってもんじゃない。
『口裂け女リターンズ』
→山奥の村で生き神様になった口裂け女さん。この時点で設定崩壊してますが、内容もとっても崩壊してます。硫酸をかけることに躊躇しないキーパーソンの方が怖かった。しかし無能だったそっこー死んだ。その殺されるシーンでは、夜中だというのに大笑いしました。
何故か『村社会』という言葉を使い、問題提起っぽく〆で、最終的に村は全滅してないんかいといった調子です。ただしラストの友情エンドはなかなか胸に来るものがあります。思いっきり『俺たちの戦いはこれからだ!』でしたが。
『ひきこさんVS口裂け女』
→ひきこさん最強伝説開幕。口裂け女はここでも可哀想で、どうしてそんな姿になったのかのくだりが非常に胸糞悪くて同情します。BGMと主題歌が壊滅的に合ってない。場面に会わせる努力をしろBGM。それなりに凄惨な結末のあとに『ラララ・ラララ♪』のアイドルソングは無いだろ!
『ひきこさんVSこっくりさん』
→最強伝説パート2。コントとAVの狭間。どう見ても玄人仕様の下着をつけたヒロインのセミヌードがあります。3年は保たないであろうドンキで買ったような制服とニーハイを合わせてできる、視覚的場末感が強烈です。
ですが最後まで観ちゃう勢いはあります。人間に媚びてると思われているこっくりさん可哀想でした。
『ビンゴ』
→アイディア勝負。誰かツッコめ? と言いたくなる面白設定で映画を作りたかっただけで、特に伝えたいことや提起したいことは何にも無いんだろうに制作したのは逆にスゴい。25人もいて誰一人現状打破しようとする人間がいない。嘆くだけ。つまりそういうことです。
『携帯彼女』
→シャキっとしゃべれやぁ! と言いたくなるほど皆さん滑舌悪い&鼻つまり=台詞が聞き取りにくい。BGMがめっちゃ浮いている。犯人(?)がやられるシーンはCG合成もあって思わず吹き出して目玉飛び出します。( д) ゚ ゚
ラストはちょっとヒネっててよかったです。こういうオチは好きです。しかし冷静にナレしてる場合ですか。たぶん小説だったらそれなりに惹き付けられたんだろうなあ。
ひきこさんはあまり馴染みがないんですが、どうやらフレディっちと同類みたいです。(おおざっぱ)
口裂け女は可哀想キャラ、ひきこさんはなんか最強。このキャラ付けが通説になることは……無いな。うん。
低予算ホラーは、中には意外と傑作や秀作もあれば駄作もあるまさしく玉石混合、
いやまだ『石』なだけマシかもしれません。
石だと思ったら粘土だったりチョコレートだったりごはん粒だったりします。驚くってレベルじゃないです。
そういった作品に触れ、感動したりツッコんだりマジギレしたり。
何だかんだで楽しいので、これからもバンバンB級に浸っていきたいと思います。
*7月追記
今年もニコ生放送でホラー連続上映来ましたやったー!
ニコニコホラー百物語2014
http://ch.nicovideo.jp/nhorror
見てくださいこのラインナップ。ずらりと並ぶ、『タイトルからして圧倒的B級感』。
腕が鳴ります。(ツッコミの)
個人的には、『心霊写真部』の重大発表が気になります。期待しちゃうぜ!