人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

映画/ジョーズ2

酷暑中、お見舞い申し上げます。
〝生存〟に全力を尽くす日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて8月、当ブログの夏の風物詩(言うても去年からですが)

🌊真夏のサメ映画祭り🦈

開始させていただきます。
続編パーティーです!


ゲオで借りたホラー映画です。
1978年制作、アメリカのホラーアドベンチャーサメ映画です。

 

 


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1の感想はこちら

word-world.hatenablog.com

 

 

【あらすじ】
かつて獰猛なホオジロザメに襲われた町、アミティ。
平和が戻ったかに見えたが、再び海での失踪事件が相次ぐ。
常にサメを警戒し続けたブロディ署長は警鐘を鳴らすが、観光地であるがゆえに、彼の訴えは却下され続ける。

 

【ひとこと感想】
久しぶりのアミティ。癒やしと刺激で〝整う〟サメ映画!

 

※全力ネタバレです。

 

 

【3つのポイント】
①昔行った観光地感
②びっくり要素は多い
③孤独なヒーローの戦い

 

【①昔行った観光地感】

( ・ω・)<わあ、懐かしい

冒頭、思わずそんな言葉が口をついて出ました。
架空の町にそんな感傷を抱くのも不思議な話ですが、本当に、昔行った観光地に再度赴いた気分になりました。

変わらないな、アミティ。
ブロディ署長もボーン市長も元気かな。クイント(サメハンター)のことは今でも悔やまれる。

などと考えていたら、2分50秒ほどでサメが出てきてダイバーを食い殺しました。

( ・ω・)<マジで変わってないな……

(※続編なんだからそれはそう)

沈没したオルカ号が海底で静かに朽ちるに任せていて、続編の醍醐味を感じました。

 

【②びっくり要素は多い】
あくまで個人の意見ですが、今作の方がびっくり要素は多かったです。

かつてサメに襲われたとは思えないほど、平和になったアミティ。
でっかいホテルを建て、金のなる木の前(本当に木に紙幣を貼っていて笑う)でパーティーを催します。

ブロディ署長の息子マイクもハイティーンになって反抗期。
幼児だった次男のショーンも大きくなった。

そんな変化だらけの光景で、密かに、いまだにサメの悪夢に囚われているのがブロディ署長です。

失踪者を探すため単身で海岸を捜索する署長。
そんなシーンでも、海の映像も音もひたすら穏やかで、ついぼんやりしていると、

ヨットをひっくり返したら突然焼死体が出てきました。

Σ( ・⌓・)<うゃっほい!

(※本当にこんな声が出た)

それはサメに襲われた女性の死体。
サメを追い払うために燃料をぶっかけて火を放ったのですが、自分にもかかった&狭いヨットだったので、自分ごと爆発させちゃった焼死体でした。

今回のサメは驚かせるのが好きな個体なのか、食べかけの小型クジラの死体をその辺に放置。

ヨットの上でイチャイチャするカップルにも容赦せず。
盛り上がっていざ参らんとするところに現れ、水をさす。
さらに彼氏を咥えてヨットにシュートしたりとやりたい放題。

さらに遭難したマイクとショーン一行(マイクは途中で離脱しましたが)を救助に来た沿岸警備隊のヘリを襲う。

ほとんどの行動が前触れなしで、暑さでぼんやりしていた頭にガンッと衝撃を与える。
まったりしていたところに最大級の刺激。

( ;・ω・)<水風呂サウナみたいだ……!

という今夏最大の謎感想が浮かびました。(暑さのせい)

 

【③孤独なヒーローの戦い】
前作と異なる点は、もうひとつ。
チーム戦だった前作と違い、今作で最初からサメに臨むのはブロディ署長のみ。

なんせサメの気配を感じたその日に、『銃弾にシアン化合物を垂らしてロウでコーティングする』対サメ用武器を手作りするレベル。

観光客であふれる浜辺の監視塔で、ひとり目を光らせる署長。

サメと思われる影を見た途端、彼のトラウマと正義感が暴走し、「海から上がれ!」と拳銃をぶっ放します。

ですがそれは、アジの群れでした。勘違いだったのです。

 

署長:「間違いだ! (海に)入っていい!」


……。
居た堪れない……!!😖

家族や知り合い、観光客からのしらけた空気がキッツイ。
人々に背を向けられた後、浜辺に落ちた薬莢を拾う署長の、丸くなった背中がなんとも切ない。

けれど、次男のショーンが一緒に拾ってくれました。

そうです。署長は決して孤独ではなかった。
最初に食われたダイバーが遺した海中写真を持って、「ここにサメが写っている!」と叫んでも、観光収益を優先する偉い人たちには「何も見えない」と相手にされなかったけれども。
ボーン市長すら煮え切らない態度だったけれども。

彼の家族は、常に彼に寄り添っていた。

そのおかげで、署長は息子たちのために再びサメと対決することができたのです。

 

【まとめ:ユニバで既に会っていたサメ】
今回のサプライズ大好きサメ、ガッツがすごかったです。

数回目の襲撃で火傷を負わされたけれども、あきらめずに人間を食おうとします。

助けが来たとはしゃぐ若者(帆が損傷してボロボロのヨットの上で飛んだり跳ねたりキッスしたり)に冷や水をぶっかけるために、足元の縫い目を割いてこんにちはしたりしてました。
ホバリング中のヘリにだって負けない。

そんなド根性サメに、署長は送電用の高圧線を噛みつかせて倒すーーって、これ、

( ・ω・)<ユニバで見たやつーー!!

大阪が誇るテーマパーク・ユニバのジョーズのアトラクションのクライマックスじゃないすか!

えっ、あれワンじゃなくてツー由来の演出だったの!?
もう既に私はこのサメと会っていたの!?

と、謎の感動が押し寄せました。
なんか嬉しいですね!☺️


そんなわけで続編サメ祭は、嬉しい予想外と、熱で光るサメの歯のインパクトと共に開幕しました。

良い夏ですね!
(暑さ以外は)

 

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タイトル/
推しと私の怪異調査 サトリの眼🐒👀

発売日/2024年8月20日(火)🌻
出版元/集英社オレンジ文庫🍊

ドルオタ女子高生が推しとお化けの調査する話です!
推し活×オカルト、新感覚オモ怖コメディです😘

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次回は8月12日月曜日、
2018年制作、アメリカのSFホラーサメ映画、
ディープ・ブルー2』の話をします。

 

 

鳥谷綾斗