人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

映画/劇場版 きのう何食べた?

映画館で観てきました。
2021年製作、日本のほろ苦ハピネスグルメドラマです。

 

kinounanitabeta-movie.jp

 

 

 

ドラマ版感想も書いておりました!
情熱のまま書き散らしちゃいますが愛だけはごっついです。(太文字)

 

word-world.hatenablog.com

 

【あらすじ】
とある秋の日。弁護士の筧史郎は、相方の矢吹賢二に提案する。
「今年のおまえの誕生日は、京都に旅行に行こう」
最初は浮かれる賢二だったが、やけに優しい史郎に徐々に不安になる。
「シロさん……まさか死ぬの!?」

 

【ひとこと感想】
あいすべし人たちの、おいしい日常。

 

※全力ネタバレです。
※セリフなどは曖昧です。

 

【3つのポイント】
①ケの日とハレの日だけ。
②料理がしたくなる。
③ほどけるような変化、ゆるゆるとした成長。

 

【①ケの日とハレの日だけ】
推し作品の感想を読むの大好きなので、この映画も感想ローリングしました。
大体皆さん、ツッコむ点は同じ。

( ・ω・)<ドラマ版と何にも変わってへんやーん。

この映画最大の特徴は、本当にマジのガチで『大きな事件』はないこと。

( ・ω・)<すげえ。西島秀俊内野聖陽が同じ画面にいるのに死体が転がってない。

(※『MOZU』と『黒い家』を心に浮かべながら)


殺人事件も爆破テロも何もない、誰にでも覚えがあり、それゆえ郷愁と憧憬を抱いてしまう日常があるのです。

「映画にする意味ある?」という意見も見られますが、この作品に限っては、この形が大正解だと思います。
自分は真夜中におなかを空かせながら観た、彼らの日常の続きを目にしたかったので。

なのでオープニングもドラマ版と同じ、『かえりみち』です。
流れた途端、「帰ってきたー!」と思いました🥲

しかしそれでも、
冒頭で賢二が「シロさん死んじゃうの!?」となる場面と
ラストでシロさんが「ケンジ死ぬのか!?」となる場面。
『対比』が光る脚本は、「映画っぽい!」の一言でした。
(ドラマではあまり見られないゆるリンクですね)

 

【②料理がしたくなる】
肉団子とぶり大根は作りました。

 

 

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肉団子

 

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ぶり大根

 

作ってみるとかなり手間でした。
特にぶり大根。塩振ってお湯で洗ってうんぬんかんぬん。
弁護士の仕事から帰ってこんな手間暇をかけた主菜と最低2品の副菜を作るなんて。

( ・⌓・)<愛情だなぁ……

これを愛情と言わずに何と言うのか。
作ってみて分かった、そんな感じです。

 

【③ほどけるような変化、ゆるゆるとした成長。】
この映画、大きな事件は確かにないです。

ですが、大きな事件はなくても変化して成長するのが人間というもの。

ドラマ版最終回で、シロさんはケンジを実家に連れて行きました。
ですが映画冒頭で、シロさんの両親は心底申し訳なさそうに言います。
「もう来ないでくれるか」と。

息子の男の恋人を、理性ではなく感情で受け入れられなかったのです。
京都旅行はそのお詫びでした。
けれどシロさんは、たくさんたくさん考えて、悩んで迷って、お正月はケンジと過ごすことを決めます。

 

シロさん:「いいじゃねぇか 俺とお前だけで」

 

原作でも大好きなセリフです。
この言葉を口にするまで、いったいどれだけの月日と一緒に食べるごはんがあったのでしょう。

 

シロさん:「俺たち、年取ったなぁ」

 

最後はこのセリフで締めていました。
いろんなものが詰め込まれた言葉です。

一緒に年を取ってきましたね。(過去の振り返り)
「年を取った」と言えて、「そうだね」と絶対に返してくれる相手。(信頼感)
まあこれからも(先はどうなるか分からないけど)、普通に当たり前みたいに暮らしましょう。(約束)

なんかもうラブラブですね。
世界って愛に満ちてますね。

(※突然語彙力が下がる)
(※それはそう)

 

【まとめ:来年最初、もう一度観に行きたい】
これ以上は多く語るのは野暮というもの。
円盤もたぶん買います。

そしてドラマセカンドシーズンを是非。何とぞ。
孤独のグルメばりの主演おふたりのライフワークにしてくれ。

次回は1月17日月曜日、
アメリカのアクション・スリラー、
『ザ・ハント』の話をします。

 

( ・ω・)<それでは皆さま佳いお年を!!!

 

 

鳥谷綾斗