5月に石切劔箭神社をたずねた際、とうとう御朱印帳デビューを果たしました。
どうです可愛いでしょう。(得意満面で)
蛍光色の、春と秋の草花モチーフです。
実はこれを選ぶのに、少々手間取りました。
石切さんに行く前日、やっぱり思いつきで御朱印帳を迎えようと思って梅田にダッシュ。
時間的な余裕があまりなく、さくっと即決しようと決めてました。
そして大阪駅周辺の施設をぐーるぐる。
まず目をつけたのは、シンプルな、緋色一色の御朱印帳。
ですが残念、サイズが少し小さかった。この色でB6サイズくらいのものをと探せど探せど、なかなか見つからず。
しゃーない、これにするか――と妥協半分で望まないサイズのそれをレジに持っていく寸前、パッと目を引いたのが、このネオンシリーズでした。
あ、可愛い。サイズもちょうどいい。
でも蛍光色か。アカンな。
(レジに向かう足がふと止まる)
( ・⌓・)<……「アカン」って何が?
この瞬間、感じたものをどう表現しようか。
何でしょうね。知らないうちに選択肢の幅をめちゃんこ狭めてましたね。
いったん気づけば一気に頭が回る回る。
( ・ω・)<この緋一色のシンプルなデザイン……今までの自分なら間違いなくコレを選んでいた。だがそれは『平成の私』だ。今は何だ。令和だ。『令和の私』がそんな保守的でよいのだろうかいやよくない(反語)!
ってな感じです。
そしてそれは大当たりでした。
大変お気に入りになりました。勝った。(完全勝利SのBGM)
【最初の御朱印は】
記念すべき初御朱印は、やはり生まれた時からお世話になっている神社のものを。
すごく小さな神社でして。朝早くに訪ねて、「御朱印おねがいします」とお願いしたら、めっちゃ驚かれました。
「え? 何でうちのを?」的なオーラバリバリでした。
ちゃうんや。単純に礼儀を通したかったんや。いやそんな礼儀作法があるかどうか知らんけど。気持ち的に。
そして石切さんのもいただいて、現在は三体です。
御朱印集めのために神社めぐり、というのも楽しそうですが、御朱印は神様と縁を結んだ証だと聞いたので。
死ぬまでに全ページが満ちればいいかなーとゆるく構えてます。
こんな感じで、御朱印帳ひとつ買うのにもそれなりにドラマがあるよね、という話です。
【七夕の短冊にもドラマがある】
本日は七夕です。
少し前から、スーパーや公民館で七夕の笹飾りを見かけます。
それには願い事つきの短冊がたくさん実って、ついつい目が行きます。
お菓子屋さんになる!
先生になりたい!
(※意訳)
というほのぼのとしたものから、
ヤマネコになりたい。
シロナガスクジラになりたい。
(※意訳)
おっと人間やめてるぜ的なものまで。思わず「ふふっ」ってなりました。
かと思いきやかなり反応に困る願い事も書いてありまして。
お父さんが帰ってきますように。
奥さんと別れますように。
(※意訳)
前者で心の中で泣き、後者で「ここ安井金比羅宮やないですよ……」って思わず敬語でツッコみました。
(※安井金比羅宮 #とは)
(昔々、一度だけたずねたことがあります)
『お父さん』とやらは早く帰ってあげていやマジで。
なんともしょっぱい気持ちで笹飾り前を後にしたんですが、頭は勝手にその願い事の背景にあるものをいろいろ想像、いや妄想、一歩間違えればゲスの勘ぐりをしてしまいます。
将来なりたいものにしろ縁切りにしろ、願い事にはプロセスがあって、本人によるドラマが込められてるものです。
どうしてその人はそれを願ったのか。
それを考えることは、物語を作る上でも大事なのではないかな――と、ふと思いました。
(なんか唐突に創作話になってるようですが、最近の我が脳内は創作のことだらけなのでご容赦を)
そのドラマが凝縮して、文字になったのが短冊なんだと思います。
って考えたら、なかなか趣深いですね。
それはそうと余談ですが、去年見かけた「『おっさんずラブ』の続編か映画が作られますように」と願った方(知らない人)、おめでとうございます。
【ドラマが込められたタンザクといえば】
集英社さんのチャットアプリ・「TanZak(タンザク)」さんが七夕限定で読み放題イベントをしているそーでーす。
自著・「散りゆく花の名を呼んで、」も対象ですので、この機会によろしくお願いします!
ちなみに回し者じゃないです。
もともと御朱印帳と七夕の話をする予定で、この宣伝を最後に持ってきたらいい感じにオチるなと思いつきました。(正直者)
なんて流れるような、実に自然な宣伝記事。日本語も宣伝もへたくそすぎることで有名なトリ頭なのに。
レベルアップの音が聞こえます。(幻聴と自画自賛)
もとは芸事の上達を願う短冊。
上達を願うばかりでなく、実際に文章を書くことこそ自分が持っている芸を磨く一番の道。ってなもんです。
次回は刀剣乱舞のプレイ日記①です。
日付が8日に変わった頃に公開します。