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※この記事を書いたのは6月です。
2014年のゴールデンウィーク、三夜連続でボーイズラブ映画がニコ生にて上映されました。
自分は一応BLを嗜む種族の人間（遠回しな表現）なのですが、最近はあまり読まない（漫画・小説など）＆聴かない（ドラマCDなど）＆観ない（アニメなど）感じでちょい枯れ気味です。
高校生のときがいちばんBL充してた気がします。ドラマCDとか買ってました大体1枚3000円くらいなのに金持ちだな貯金しろと過去の自分に言いたいです。
【愛の言霊】
徳山秀典さん×齋藤ヤスカさん。幼なじみで同棲なうの大学生カップルです。
7年前の作品なんですけど、両方ともタバコ吸う吸う。ベッドの上で吸いながらじゃれ合ったり、今は結構規制がかかってる（つまんない時代です）ので変なところで感心しました。
主人公カップルの間に嫌味の無い可愛い女の子（※ココ重要）が入ってきて、ちょっと二人の仲がいざこざします。
ラストのメイクラブ（だっさい表現ですが正式名称をアルファベットでもカタカナでも漢字でも書きたくなかった。←恥ずかしくて）シーンが無ければ、男女三人の青春映画のようでした。
脇に遠距離＆国際恋愛をしている友達の子もいて、こじれかけた二人に助言を与えて、恋人が好きという素直な気持ちを言葉にして聞かせます。
ラストは『好きだよ』→『え？ 何？』のお決まりの台詞。BLにおける様式美です。様式美ーえる。
【愛の言霊～世界の果てまで～』
河合龍之介さん×植野堀まことさん。広告代理店の本社の上司と支社の部下。
続編なので齋藤ヤスカさんも出てます。すれ違う二人に助言を与える、素敵な先生の役どころでした。
恋の瞬間は、パソコン相手にマウス片手に奮闘中に、ふいに手を重ねられて助けられたとき。
主人公（受け）は手フェチらしく、攻めの手を目にするたび不埒な妄想をしたりといろいろ大変そうです。
嫌なヤツ、今に見てろ！→そのうち相手の意外な面を見て気になる存在に。
いい感じにテンプレです王道最高。
すみませんけどラストのラブシーンは笑いました。何で逆さまになってんの？
こちらも女性キャラが前面に出ていて、受け氏の幼なじみであり攻め氏の元カノでした。
過去や心情もよく出てて、前作よりキャラが立ってました。
想いが通じ合ったら一気に距離が縮まって、ラストは桜を背景にツーショットを撮ったり思い出のハンカチを奪ったり。
前作に似せているのも遊び心が垣間見えてよかったです。
【純情】
高橋優太さん×栩原楽人さん。高校の同級生同士だった会社員とフリーライター。
うわぁあああこれぞBL！！
攻めは男受けは男そして引っ掻き回す当て馬も男！ This is the BL！ YES！ って感じでした。
攻めが受けに告白するまでの一時間半でした。
最初は「俺が好きなんだろ？ 抱いてやるよ」と俺様×従順かつ明るく可愛くあざとく受け入れる健気→メロメロになっていちゃいちゃ→浮気疑惑浮上→ケンカ→仲直り。
いい感じにテンプレですまったく王道は最高だぜ。
3作品の中でいちばんラブシーンが多かったです。
加えて、『看病イベント』といわゆる『お仕置きほんにゃら（未遂）』もあったので、うぉおこれぞ（以下略）と随所でプチ興奮しました。
ラストの、バスで頭を寄せ合って、呼び方を名字から名前に変えるのが可愛かったです。
（↑好きなシチュエーションです）
【発見した共通点】
・裸の男祭り。
（主人公たちがめっちゃ脱ぐ。自分ちでは大体半裸）
・身長差、考えてます。
（体格差はほとんど無くて身長差も微々たるものですがそれがむしろ萌えに繋がる）
・ラブシーンは絡み合う手で表現。
（下半身は絶対に映さない。←映されても困りますが）
本当に『手』をメインに据えた場面が多くて、やっぱり重要なファクターなんだなと思いました。
男の人のゴツゴツした手が絡み合う絵と、身体をなぞる指、綺麗なBGM、艶かしい動き、息遣いと吐息。
想像をかき立てる作りこそ、B L で す ね ！！
ですが『愛の言霊』で、ベッドで健全にくんずほぐれつしていたときの、『足』だけのシーンも捨て難い。
しかし何よりコレです。
・BL映画はキスが命。
何だかんだでキスは神聖で特別なものなんだなぁ、とほのぼの思いました。
【余談】
一挙見した日、役者を目指す系男子に、興奮気味に感想をぶちまけたあと。
（※実際は大阪弁）
肴猫「というわけでBL映画観たんだ。君さ、どうよ。もしオファーとか来たら受けちゃう系？(๑•̀д•́๑)」
友達「おー。だって俺、舞台で結構オカマやゲイの役やってるよ( ✌'ω')✌」
肴猫「おお！(° ヮ °)✧˖° ちなみにもしも出演するとしたら、男役と女役のどっちがいい？」
友達「攻めだね！！∑d(ゝω・*)」
業界用語きたーーー∩(✧Д✧)∩ー！！
私が思ってる以上にBLは市民権を得ているようです。本当にいい時代です。
