人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

殺戮にいたる病(我孫子武丸氏著)


生きるに値しない世界で、生きるに値しない人間が生き延びている。
ジョークだった。
この世の全ては、笑えないジョークでできているのだと彼は思った。



何故速水三兄弟でもなく人形でもなくコレを最初に読むのか……。

自らが謎です。同氏作品の『かまいたちの夜』は藤原竜也さんが主演の深夜ドラマだけ見たことがあります。
冒頭(いやいっそあらすじ)から犯人の名前はわかっていて、逮捕の瞬間がオープニング兼エピローグになっていますが、最後にトンデモナイどんでん返しの一行が。

……ですがしかし、うっかり最後のほうをちらっと読んじゃったので、驚き半減になってしまいました。めっちゃ悔しい。(>m<。)

要はトンデモなヘンタイさんがはしゃぎながら人を殺したり死体損壊したり死体の一部を愛好したりするお話です。

えろぐろナンセンス描写てんこもりですので、苦手な方は遠慮した方が良いやも。
(ああでもある風呂場でのオタノシミシーンはドン引きしつつ逆に笑えました……)

ところで作中に、『即席ラーメンのスープを半分にしてちょこっと牛乳を入れる』なる創作メニューがあったのですが、作る気にはどうしてもならぬのです。(笑)