人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

小説

名探偵の掟(著・東野圭吾)

名探偵の掟 この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 --- (1996-02) JUGEMテーマ:ミステリなぜならこれは天下一が主役の話だからだ。(前略)何よりも、探偵小説として成立しないではないか。「やれやれ、文明の発達と共に、我々本格推理の…

四〇九号室の患者(著:綾辻行人)

四〇九号室の患者 この商品の他のレビューをみる» 評価: 綾辻 行人 南雲堂 ¥ 1,529 (1995-05) JUGEMテーマ:ミステリ炎は、そして、一つの命と一つの心を白い灰に葬った。わたしはいったい何者なのか?わたしは園子だ。――むろんそうだろう。そのはずだ。そ…

さまよう刃(著:東野圭吾)

さまよう刃 この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 朝日新聞社 ¥ 1,785 (2004-12) JUGEMテーマ:ミステリ愛する者を理不尽に奪われた人間には、どこにも光はないのだ。「(前略)警察は市民を守っているわけじゃない。警察が守ろうとするのは法律…

“文学少女”と穢名の天使(著:野村美月)

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 野村 美月 エンターブレイン ¥ 630 (2007-04-28) JUGEMテーマ:ライトノベル「それは、『オペラ座の怪人』を最後まで読まなければ、わからないのよっ!」「(前略)自分から、…

悪意(著:東野圭吾)

悪意 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 660 (2001-01) JUGEMテーマ:ミステリ私は断言する。そんな人間は親友ではない。 『(前略)彼は今まで、世の中にこれほどの悪意が存在するとは、想像もしていなかったのだ』開…

“文学少女”と繋がれた愚者(著:野村美月)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 野村 美月 エンターブレイン ¥ 630 (2006-12-25) JUGEMテーマ:ライトノベル「(前略)心葉くんに友達ができたらいいなぁって、わたしはずっと思っていたのよ。 だって、来…

聖女の救済(著:東野圭吾)

聖女の救済 この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 文藝春秋 ¥ 1,700 (2008-10-23) JUGEMテーマ:ミステリ私はあなたを心の底から愛しています。それだけに今のあなたの言葉は私の心を殺しました。だからあなたも死んでください――。そう、と**は…

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (著・野村美月)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 野村 美月 エンターブレイン ¥ 630 (2006-08-30) JUGEMテーマ:ライトノベル「……よかったら、食べる?」「(前略)あなたたち、少しは他人を思いやりなさい、一呼吸置いて冷…

眠りの森(著・東野圭吾)

眠りの森 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 580 (1992-04) JUGEMテーマ:ミステリ「バレエ一筋という感があるね」「ダンサーは皆そうですよ」(中略)「しかしこれほどとはな。ほかに楽しみはないのかね」 「バレエだ…

“文学少女”と死にたがりの道化(著・野村美月)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 野村 美月 エンターブレイン ¥ 588 (2006-04-28) JUGEMテーマ:ライトノベル「わたしは、この世のありとあらゆる物語や文学を食べてしまうほど深く激しく愛しているごく…

十字屋敷のピエロ(著・東野圭吾)

十字屋敷のピエロ (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 580 (1992-02) JUGEMテーマ:ミステリまたしても僕の主人は死んでしまったらしい。おまけに何も見えなくなった。十字の形をした屋敷を舞台に、富豪ならではの複雑…

ガリレオの苦悩(著・東野圭吾)

ガリレオの苦悩 この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 文藝春秋 ¥ 1,600 (2008-10-23) JUGEMテーマ:ミステリ「――(前略)先生が何を願っていようと、一日でも早く刑務所から出られるように努力します(後略)――」「人の心も科学です。とてつも…

恋空〈上〉―切ナイ恋物語(著・美嘉)

恋空〈上〉―切ナイ恋物語 この商品の他のレビューをみる» 評価: 美嘉 スターツ出版 ¥ 1,050 (2006-10) *このカテゴリーの文章は、感想ではなく『ツッコミ』です。辛口意見というより、『ツッコミ』です。ねぇ、私は今でも恋してるんだ。(中略)空に…恋し…

浪速少年探偵団(著・東野圭吾)

浪花少年探偵団 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 560 (1991-11) 「――(前略)喧嘩はいつでも両成敗や――(後略)」『しのぶセンセの推理』より 「何でもええわ。男というもんは、小学生とちっとも変われへんねんから…

毒笑小説(著・東野圭吾)

毒笑小説 (集英社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 集英社 ¥ 630 (1999-02) 「――(前略)親は気づいとらんのだよ。あの子供たちは我々がさらうよりも先に、すでに誘拐されとる。学歴社会という化け物にな」『誘拐天国』よりそして私の…

太陽(アポロン)の誘惑-「花の探偵」綾杉咲哉-(著・七穂美也子)

太陽(アポロン)の誘惑 (コバルト文庫―「花の探偵」綾杉咲哉) この商品の他のレビューをみる» 評価: 七穂 美也子 集英社 --- (2002-06) これが、自分以上に誰かを好きになる、ということなのか。(『アフロディテの復讐』より)「あんなの言いがかりもいいと…

まどろみの木霊(エコー)-「花の探偵」綾杉咲哉-(著・七穂美也子)

まどろみの木霊(エコー)―「花の探偵」綾杉咲哉 (コバルト文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 七穂 美也子 集英社 --- (2002-03) 「それじゃあ、まるで夜這いみたいだね」(『ベストフレンド』より)咲哉を悲しませるものは、何であろうと許せない。…

恋する春の女神(フローラ)-「花の探偵」綾杉咲哉-(著・七穂美也子)

恋する春の女神(フローラ)―「花の探偵」綾杉咲哉 (コバルト文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 七穂 美也子 集英社 --- (2002-03) 「ににに、兄さ~~~~~~ん!!」「兄さんっっっ!!」「好き……っ!」*「(前略)心配しなくても、峻のほうが好きだよ…

怪笑小説(著・東野圭吾)

怪笑小説 (集英社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 集英社 ¥ 520 (1998-08) ――(前略)自分たちは大変な勘違いをしていたと思った。――(中略)過去の中に現在を持ち込んでしまったのだ。『逆転同窓会』より――(前略)ここ二か月あまり…

大地(デメテル)のささやき-「花の探偵」綾杉咲哉-(著・七穂美也子)

大地(デメテル)のささやき―「花の探偵」綾杉咲哉 (コバルト文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 七穂 美也子 集英社 --- (2001-11) 『ああ……今日は人生最良の日――!!』あまりラノベは読まない私が唯一持っている、コバルト文庫のシリーズです。(笑…

卒業・雪月花殺人ゲーム(著・東野圭吾)

卒業―雪月花殺人ゲーム (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 620 (1989-05) 『(中略)――卒業したら過去が消えるとでも考えているのかい?』『大丈夫なんだよ』『慣れてしまえばなんでもない』『卒業おめでとう』後の加…

月光ゲーム・Yの悲劇’88(著・有栖川有栖)

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 有栖川 有栖 東京創元社 ¥ 735 (1994-07) 『(中略)――その滅茶苦茶を、全部あの月のせいにしてしまおう。山も人も、月に狂ったと考えよう』『(中略)――月のせいだ、なんて、…

黒笑小説(著:東野圭吾)

黒笑小説 (集英社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 集英社 ¥ 580 (2008-04) イタイ、イタイ、イロイロとイタイ。『白夜行』『探偵ガリレオ』その他で有名な東野圭吾さんの短編小説。黒い笑いで満ち溢れている! とのことですが、半数…

放課後(東野圭吾著)

放課後 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 東野 圭吾 講談社 ¥ 600 (1988-07) 「先生、女子高生が人を憎むというのはどういう時ですかね?」どういう時でしょう?事件を捜査する刑事さんが、主人公である数学教師への質問が事件の動機を現…

火村英生に捧げる犯罪(有栖川有栖著)

火村英生に捧げる犯罪 この商品の他のレビューをみる» 評価: 有栖川 有栖 文藝春秋 ¥ 1,650 (2008-09-25) 「(中略)――この程度では火村先生まではいかん。有栖川さん並みの憶測や」「いつも見事にはずしてくれますもんね、あの人」「アホ。そこがすごいん…

斜め屋敷の犯罪(島田荘司著)

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 島田 荘司 講談社 ¥ 650 (1992-07) 『(中略)なんてくだらないペテンだ! 今にお巡りさんは自動販売機で犯人が買えるようになるに違いない。しかしその頃は、犯人の方もコインを放り込…

占星術殺人事件(島田荘司著)

占星術殺人事件 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 島田 荘司 講談社 ¥ 750 (1987-07) 『何してるんだ石岡君? 君はぼくを笑うべきだ。みんなも笑ってくれたまえ。そこをいく君、君もぼくを笑ってくれたまえ。許す。ぼくは道化だった。ま…

殺戮にいたる病(我孫子武丸氏著)

殺戮にいたる病 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 我孫子 武丸 講談社 ¥ 600 (1996-11) 生きるに値しない世界で、生きるに値しない人間が生き延びている。ジョークだった。この世の全ては、笑えないジョークでできているのだと彼は思った…

十角館の殺人(綾辻行人著)

十角館の殺人 (講談社文庫) この商品の他のレビューをみる» 評価: 綾辻 行人 講談社 ¥ 730 (2007-10) ただ一行によって、世界は流転し常識は反転する。 こちらの作家さんは、私のいちばん好きな方です。 実は初読はコレでなく、別シリーズの『緋色の囁き』…